MEL製品 トランジスタ整合回路設計機能

S-NAP-PRO S-NAP-DESIGN S-NAP-FIELD
【トランジスタ整合回路設計機能】
~使用するトランジスタをライブラリから選び、仕様を入力するだけで、入出力整合回路、雑音整合回路を設計します~
LC、マイクロストリップ、電気長線路、ストリップラインを用いた、整合回路が設計可能です。
Γ、π、1ライン線路、2ライン線路(ステップドインピーダンス型)で設計できます。
入出力整合回路、雑音整合回路を同時に設計します。
入出力整合条件を緩和し、雑音整合をより厳しくすることもできます。
エミッタ接地、ベース接地、コレクタ接地が選択できます。
入出力ポートインピーダンスを変えて設計できます。
2種類で設計し、後に入出力の組み合わせを変えることもできます。


【π型整合回路を用いて設計した例】
2SC4226を用いて、1.2GHzの増幅器を設計した例です。
整合回路は、π型を用いています。
グラフから、1.2GHzで完全に整合していることが確認できます。
π型整合回路は、LCの組み合わせ(4種類)から選択できます。
回路中で、トランジスタシンボルが四角になっているのはトランジスタにはバイポーラとFETの両方の場合があるため、最も一般的なシンボルとしてSパラメータボックス(四角)を用いています。


【Γ型整合回路を用いてLNA設計した例(マイクロストリップ)】
LNA(低雑音増幅器)を、HEMTとマイクロストリップを用いたΓ型で設計した例です。
パワー整合と雑音整合を両立させるため、ソースにリアクタンスが挿入されています。
このリアクタンス成分も、勿論Designが自動挿入したものです。
5.6GHzで雑音指数もほぼ最小になっています。
入出力整合条件を緩和し、雑音整合をより厳しくすることもできます。


【Γ型整合回路設計例(マイクロストリップ)

Z=100+j30[Ω]の負荷を整合回路を介して、Z=50[Ω]になるように設計した例です。
整合回路は、Γ型を用いています。
マイクロストリップのショートスタブを用いています。
グラフから1.2GHzで50[Ω]になっているのが確認できます。


【π型整合回路を用いた設計例】
50[Ω]負荷整合させるように、整合回路端からみたインピーダンスを10+j20[Ω]になるようにした例です。
グラフのマーカから50MHzでZ=10+j20[Ω]になっているのが確認できます。

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